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めちゃくちゃ格好いい!カヌースプリント(フラットウォーターレーシング)の魅力

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出典:豊田西高校カヌーチーム

皆さんはフラットウォーターレーシング、またはカヌースプリントという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 

最近だと東京オリンピックの競技場問題や、リオオリンピックで羽根田卓也選手がカヌースラローム競技で日本人初のメダルを獲得したことでカヌーという単語が知られていますね。

 

カヌー競技は日本ではマイナースポーツと言われていますが、知らずに過ごすには少しもったいないほどの魅力がたくさん詰まっています。

今回はそんなカヌー競技について初歩的な部分をお伝えしていきます。

 

カヌースプリントとカヌースラローム

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出典:WomenCAN International » About Sprint Canoe/Kayak

まず、カヌーにはオリンピック競技の中で認められているものとしてカヌースプリントとカヌースラロームが存在します

カヌースプリントは上の画像のような、流れや波のない穏やかな水面に9つのレーンを張り、定められた距離を漕ぎきる速さを競うもので、少し前まではフラットウォーターレーシングと呼ばれていました。

東京オリンピックに向けて紆余曲折あった競技場問題はこちらの種目のものです。

競技の絵面は競泳に似ていますね。

 

そして、カヌースラロームはこちらです。

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出典:Canoe Slalom European Championships 2016 | Palm Equipment

船に乗り、パドルと言われる道具を持って漕ぐというのは一緒なのですが、それ以外は水面のコンディションも違いますし、乗る船もかなり性能が違ってきます。

スラロームは流れに上手く乗り、コースを漕ぎきる速さと、コース内に設置されたゲートをうまく通れるかの2点で競います。

リオオリンピックで羽根田選手が快挙を成し遂げたのはこの種目ですね。

 

スキーにはアルペンやジャンプ、クロスカントリー、ノルディックなどたくさんの競技種目がスキーという括りの中にありますが、扱う道具や環境が似通っていても、競技としては全く別なものだというカヌーの感覚は、スキーのそれに似ているかもしれません。

 

さらに奥が深いカヌーの漕ぎ方

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出典:http://opalcanoe.exblog.jp/i1/

これはスプリントにもスラロームにも言えることなのですが、その違いとは別にそれぞれ漕ぎ方によってもさらに種目が細かく分類されます。

まずは、上の画像のようなパドルの片側だけに漕ぐ面がついており、左右のどちらか一方を漕ぐものを国内ではカナディアンと呼びます。

スプリントの場合は片膝を立てて姿勢をとります。

 

そしてもう一つのカヤックと呼ばれるものがこちら。

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出典:Photo: AEPhotos

カヤックはパドルの両側に漕ぐ面がついており、左右交互にパドルを回転させるようにして漕いで行きます。

こちらの方がカヌーという言葉から連想しやすいイメージだと思います。

 

どちらの漕ぎ方もそれぞれに奥深さと魅力があります。

カナディアンは片側しか漕がないので、どうしても漕いでいない方の推進力が弱まり、そちらへ進行方向が傾いていってしまいます。

そこで、Jストロークという特殊な漕ぎ方を行うことで船をまっすぐ進めるのですが、この技術の熟練度によって速さが左右されるところがまた面白いところです。

対して、カヤックは漕ぎ方そのものがカナディアンよりも効率的なので、カナディアンよりスピーディーに船を進めることが出来ます。

そして、目線がカナディアンよりも水面に近いので、さらにスピード感をダイレクトに感じられ、その没入感といったらたまらないでしょう。

 

他にも距離や船の具体的な速さ、洗練されたデザインの船などもお伝えしたいのですが、それはまた別の機会にしておきます。

 

カヌーが僕たちにもたらしてくれるもの

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ここまで読んでもらえたあなたなら、少しづつカヌーに興味が出てきているのではないでしょうか。

僕自身カヌースプリントを行っていて感じたもう一つの魅力は、自然との一体感です。

競技を行っていた中で、上の画像のような情景に出会ったことは一度や二度ではありません。

その度に、感動や嬉しさ、寂しさともなんともよくわからない感情を感じることが出来ました。

心の奥底からこみ上げてくる何かしらが間違いなくあるのです。

この体験は、自然との一体感を強く感じることが出来るスポーツならではのものです。

 

競技を始めるとなるとハードルが高いカヌーではありますが、自然と触れ合い一体感を感じるという点においてはレジャー用のカヌーでも十分です。

出来れば、自然豊かで静観な場所でのツーリングが一番気持ち良いとは思いますが、都心部でも意外とカヌーツアーを提供してくれているところはあります。

まずはそういった近場から体験してみて、ゆくゆくは波風一つないガラスの様な水面を、船の先端ですーっと割いていき、波紋が静かに広がっていくあの感覚を多くの人々に感じてもらいたいものです。

 

そして、たまにでもよいので、日本の競技者にも目を向けて応援したりしてみてください。

 

最後に、カヌースプリントの魅力がとても素晴らしく表現されている動画のリンクを載せておきます。

www.youtube.com